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住まいの訪問記

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2021/01/12

「和」のある暮らし。

関静な住宅街にある、近頃の新築では珍しい純和風の家。

この家に住むのは、書家を母に持つご主人と能面作りが趣味の父を持つ奥様、そしてまだ幼い二人のお子さんだ。

ともに日本交化に造詣の深いご夫婦は、子どもたちにも「和の素晴らしさ」を知ってもらうため、畳や障子のある空間、四季の行事を楽しむ暮らしを選んだという。

 

家族の笑顔を包むのはやわらかな光とやさしい木の香り。
まだ若い桧の大黒柱と真っ白な漆喰壁はこれから時代を帯びて味わいを増していく。
まるで家族の記憶が刻まれていくように。

心地よい空間、ゆったりと流れる時間。


空間にゆとりをつくる吹き抜けの勾配天井と、年中素足で過ごせる無垢のフローリングは心地よい暮らしの立役者。

リビングの壁の絵は、ご長男が胎毛筆で描いたもの。この世でたったひとつの心温まる作品。

ご主人のお母様は書道家、奥様のお父様は趣味で能面を作られるなど、常に芸術のある環境で育ってこられたご夫婦は「作品を飾れる家」を希望。

玄関には父の能面、和室には母の掛け軸、リビングにはお子さんの絵と、家の至るところに飾られた作品から家族を大切に思う気持ちが伝わってくる。
 
光と風が通り抜ける未来へと続く廊下。

廊下の突き当たりにはシンプルな木枠の窓。
十分な採光と風の通り道を確保し過ごしやすい空間を作る。

ゆったり設計のリピングに続く配下は時に子どもの選び場に。
座り込んでも心地よいのは木の温もりがあるから。

リビングと寝室、書斎を結ぶ廊下は、空気の流れをつくり、生活動線も整える。
将来はこの先に増築し、お父様をお迎えする予定だそう。
家は家族とともに時間を重ねながら、表情を変え、姿を変える。
小窓のその先には家族の暮らしの未来が描かれている。

家族で月を眺めたり、奥様が琴を奏でたり、
大切なお客様をもてなす格式ある「真」の和室。
縁側の先に広がる庭園は四季ごとに表情を変える。

これから何度となく歩く玄関までのアプローチ。
庭の木々たちは子どもたちの成長をそっと見守り続ける。
子どもたちに伝えたい四季を大切にする暮らし。

ご夫婦が育った環境、また奥様が茶道、華道、琴を嗜まれること、そして老後の過ごしやすさを考えた結果、和風の家にたどり着いたU様ご夫婦。

全てが和風ではなく、開放的なリビングや広いキッチン、スムーズな家事動線の確保など現代の生活スタイルに合わせた快適な空間を実現。

和の要素のみで構成されたのは、格式ある書院造りの客間。
子どもたちに本物を伝えたいと、造り、材質全てにこだわった。

「和のある暮らし」 延床面積184平米 56坪