家づくりを考えるとき、キッチンはとても大切な空間です。

中でも「コンロ」と「シンク」の配置は、料理のしやすさを大きく左右します。

でも実は、この2つの関係性を深く考えずにプランを進めてしまう方も少なくありません。

キッチンには「料理の動線」という考え方があります。

食材を「取り出す（冷蔵庫）→洗う（シンク）→切る（作業台）→加熱する（コンロ）」という一連の流れがスムーズであることが、快適なキッチンの第一条件。

この流れを意識して、シンクとコンロの距離や位置関係を設計することが大切です。

おすすめの配置のひとつが、「ワークトライアングル」という考え方です。

冷蔵庫・シンク・コンロを三角形に配置し、それぞれの辺の長さが長すぎず短すぎないようにバランスを取るというもの。

この三角形がコンパクトであるほど、移動距離が少なく、効率の良い作業が可能になります。

また、シンクとコンロの間には、最低でも60cm以上の調理スペースがあると理想的。

広すぎると疲れるし、狭すぎるとストレスになります。

共働き世帯が増える中、「時短」がキーワードの今、日々の負担を減らすレイアウトは家づくりの大事な要素です。

住宅展示場やショールームで、実際のキッチンに立ってみて、「この距離、どう感じる？」とご自身の感覚で確かめてみてください。

図面では見えない「使い心地」こそが、暮らしの満足度を左右します。

打合せの際に、インテリアコーディネーターへご相談くださいね。

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