南に面した片流れの屋根と、広々としたガレージが印象的な平屋。

この家に住むのは、ご夫婦と高校生の息子さん。そして愛犬もちちゃんのご家族。

以前は築25年の中古住宅に住んでいたというご夫婦がこの平屋を建てたのは６年前のこと。

老後の生活を生活を見据え、快適さを追求したこの家でご家族はのんびり、ゆったりと暮らす。

家族は自ずと集い、思い思いの時間を過ごす。

ゆったりと贅沢な広さを有するリビングダイニングは、家族が集う場所。

ナチュラルな色合いの天井板と梁、そして真っ白な漆喰壁の組み合わせはご夫婦が憧れていたスタイル。

ご主人の趣味はゴルフとドライブ。

子ども部屋に続く廊下でパターの練習をすることも。

ウッドデッキに面する大窓は、太陽のやわらかい光と清々しい空気を迎える。

マッサージチェアに座り、外の景色を眺めるのがご主人の普段の過ごし方。

キッチンから聞こえるリズムのよい包丁の音は、心地よいＢＧＭに。

奥様の手料理を囲む食事の時間は、大切な家族団らんのひと時。

日常が愛おしい、そう思わせる家族時間。

掘りごたつの大きなテーブルは特別につくってもらったもの。

家族で食事を楽しんだり、息子さんが勉強をしたりと用途はさまざまだ。

窓の外を眺めたり、

テレビを観たり、

愛犬と戯れたり…と、

毎日続く穏やかな時間。

「家族みんながいつでもつながっているような安心感があるのは、平屋ならではの魅力」

そう話してくれた奥様の楽しみは、ご主人と行くもちちゃんのお散歩。

いつもと同じ散歩道を、

いつもと同じ速さで歩く。

そんな当たり前の日常は、かけがえのない宝物。

家族みんなで。

夫婦ふたりで。

この先も続く、温かな暮らし。

窓から心地よい光が射す、シンプルな子ども部屋。

進学を機に家を出た、上の息子さんのお部屋だが、帰省の際に使えるよう、そのまんまの状態に。

どこからでも入れるアイランドキッチンは奥様の夢をかなえたもの。

家庭科の授業で使うような、便利な調理台に憧れていたそう。

雨に濡れることなく出入りできるガレージは、ご主人からのリクエスト。

「日々をより、一層大切に、丁寧に暮らすようになった」と、ご夫婦。

ふたりの夢や希望を実現したこの平屋は、今ではすっかり家族の暮らしになじみ、

のんびりとくつろげ、心から安心できる唯一無二の場所となっている。

将来やってくる夫婦ふたりの生活を賑やかにと迎えた愛犬もちちゃんにとっても、もちろん大切な場所だ。

この先、家族構成やライフスタイルが変わっても、

この家は、変わらず家族の絆を紡ぎ、見守り続けるのだろう。