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夫婦の歴史を刻む数寄屋造り
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「憧れの数寄屋造り」
長年の東京暮らしに終止符を打ち、N様ご夫婦が山口に帰ってきたのは、今から28年前。
お二人が故郷の母と暮らすために建てたのは、格式高い床の間を有した数寄屋造りの平屋だった。
美しく磨かれた床や随所に生けられた花たちから、日々を大切に丁寧に送ってきたことがうかがえる。
この家の歴史は、お二人の「第二の人生」の歴史だ。
故郷に帰って家を建てると決めたとき、奥様が熱望したのは憧れの数寄屋造り。
「障子の枠までワックスをかけるの」と、家にたっぷりと愛情をそそぐ。
庭ももちろんしっかりとお手入れ。帰省の度に息子さんが松を褒めるそう。
大工さんを泣かせたという、こだわりの床の間。

湾曲を描いた壁により描かれる、丸みを帯びた影も美しい。

家事の途中の休憩は、庭と畑に面した広縁で。
季節の花を眺めながら、コーヒーを楽しむのが奥様の日課。
高くて広い窓からはたっぷりと陽光が降り注ぐ。
ご主人は囲碁を、奥様は生け花を嗜む。

黙々と碁を打つご主人のすぐそばで、庭から摘んできた花を生ける奥様。
時折とりとめのない会話をし、にこりと顔を見合わせるのが二人流の過ごし方。
時を重ねて味わい深くなった竹垣は、日本の心「わび・さび」を感じさせる。
庭にはこの竹垣や手水鉢、家の中には香炉や奥様による墨絵など、お気に入りがさりげなく配されている。

- 所在地
- 防府市
- 家族構成
- 夫婦2人
- 施工年
- 1993年
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